2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧
そんなことを言ったのは、『ヒカルの碁』の倉田厚七段だった。 これは将棋にかぎらず、アスリートの世界ではたいていそうだろうが、これまた倉田七段の言う通り、下の者が上を抜くのは簡単である。 いやもちろん、そんな口で言うほど、うまくはいくはずもな…
杉本和陽六段が棋聖戦の挑戦者になった。 今期の棋聖戦は若手を中心にダークホース的なメンバーが勝ち上がり、高崎一生七段、八代弥七段、西田拓也五段、及川拓馬七段、杉本和陽五段といった面々がベスト8に。 となれば、やはり本命の永瀬拓矢九段が順当に…
将棋の世界では盤上だけでなく、その裏側で「評価」をめぐる戦いもある。 ということで前回は河口俊彦八段が『対局日誌』で描いた順位戦、中田功-屋敷伸之の熱戦をめぐる「検討ガチンコ勝負」を紹介した。 参加したのは6名で、 羽生善治 郷田真隆 村山聖 …
前回の続き。 1995年の第54期C級1組順位戦。 中田功五段と屋敷伸之六段の一戦は、それだけでも好取組なのに、さらに豪華な検討陣が集ったことも話題を呼んだ。 sharon106.hatenablog.com その面々は、 羽生善治 村山聖 郷田真隆 先崎学 行方尚史 北…
前回の続き。 かつて大山康晴十五世名人はこう説いた。 「棋士に必要なのは《信用》です」 sharon106.hatenablog.com それは周囲に強いと思われれば、それだけで勝負に有利と言うことで、棋士は棋力のみならず、この「評価」にも敏感なのである。 まわりに「…
「評価経済」って、つまりあの、屋敷-中田功戦の控室の様子ってことやったんかなあ。 岡田斗司夫さんの『評価経済社会』という本を読み終えたとき思ったのは、そんな感想であった。 「評価経済」 とは岡田さんの提唱する概念で、通常「経済」といえば基本的…
「それ、お前が言うんかい!」 藤田綾女流三段と同時に、思わずそう突っこんでしまったのは、あるテレビ対局を見たときであった。 その将棋は2019年のNHK杯準々決勝。 豊島将之王位・棋聖と羽生善治九段の一戦。 豊島が先手で角換わり腰掛け銀模様。…