ガンラトャチ棋聖の将棋博物館

阪田三吉から藤井聡太までヴィンテージ対局・名局紹介・雑談を発信しています

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

スターリンのオルガン 岡崎洋vs大野八一雄 1997年 第55期C級2組順位戦

将棋界で、もっともやりきれない「やらかし」は順位戦でのそれであろう。 人間がやる以上どうしてもミスは出るもので、それ自体はしょうがないけど、時と場所によっては、取り返しのつかない陰惨さを醸し出すこともある。 それが順位戦の世界。 このあたりの…

「1分将棋の神様」も木から落ちる 加藤一二三vs島朗 1991年 第50期B級1組順位戦

「わたしの将棋は逆転負けが多いんですよ」 インタビューなどでよくそう言うのは、「ひふみん」こと加藤一二三九段である。 将棋は終盤のドラマが多く、「逆転のゲーム」と呼ばれるほどだが、時間の使い方が独特で、常に秒読みに追われて戦っていた加藤九段…

コーヤン流 居飛車穴熊白糸バラシ 中田功vs先崎学 1992年 第51期C級2組順位戦

中田功といえば穴熊退治である。 振り飛車の天敵といえば、これはもう居飛車穴熊にとどめをさすわけで、特に時間の短い将棋や切れ負けのルールでは、無類の強さ(勝ちやすさ)を発揮する。 これを対抗するには「藤井システム」や、今だと耀龍四間飛車や振り…

コーヤン流三間飛車の快勝譜 中田功vs勝又清和 2009年 C級1組順位戦

中田功のさばきと来たら、まったく官能的なのである。 振り飛車のさばきといえば、まず最初に出てくるのは「さばきのアーティスト」こと久保利明九段だが、将棋界にはまだまだ腕に覚えのある達人というのはいるもの。 中でも玄人の職人といえば「コーヤン」…

「コーヤン流」の極意 中田功vs勝又清和 2006年 NHK杯戦

中田功のさばきと来たら、まったく官能的なのである。 振り飛車のさばきといえば、まず最初に出てくるのは「さばきのアーティスト」こと久保利明九段だが、将棋界にはまだまだ腕に覚えのある達人というのはいるもの。 中でも玄人の職人といえば「コーヤン」…